『般若心経』は、私たちに人生の生き方を教えるものですが、それは、しずかな心に落ち着くことが大事だと示しています。
私たちは、毎日時間に追われたあわただしい生活を送っていませんか。
自分を見失っていませんか。
生きる力をなくしていませんか。
そんな時、経典をしずかに唱えてみましょう。そして、自分の生活や生き方を見直してみましょう。
「退歩」という言葉があります、前に進もうとすれば、誰でも必ず行き詰まったり、衝突したり、迷ったり、苦しんだりするものです。進めば進むほどしがらみも深まって行きます、そんな時、一歩後ろに退いてみましょう。狭くなっていた視野も、おのずから広がって来ます。
自分の座標軸を調え主体的に生きることは、しがらみ からはずれることです。 心に ゆとり が生まれる不思議なくらい生き方も ゆったり と変わってくるはずです、それが人間なのです。主体的に生きる生き方の中心は、静な心です。座り直す姿勢をもち続けましょう。